Lichthof

たわいもないことを語ります

無印良品のアイテムによる収納術『もっと知りたい無印良品の収納』を読んで

無印良品の完全協力の元、「家の収納の7割が無印良品」「無印良品の元スタッフ」「無印の変態(自称)」と称する人気収納コンサルタントが無印のアイテムを使った収納術を紹介。
無印を使った収納本は数多くあれど、無印良品と著者の本気を垣間見た一冊だといえる。

もっと知りたい無印良品の収納

もっと知りたい無印良品の収納

内容はおおまかに、

  • 著者の家で実践している無印良品の収納術を余すことなく公開
  • 収納の問題を無印良品のアイテムで解決
  • 自分の体の寸法を測り、それに見合った収納を考える(ヒューマンスケール)

の三本立て。
自分も長年の無印ファンでアイテムは多く持っているが、正統的な使い方はもちろん、本来の用途とは異なる意外な使い方をしたりして読み応えがある。

また、収納テクニックの探し方も考慮されている。全体的に寝室・リビングなどのシーン(場所)ごとに構成され、写真には毎回必ず商品名とインデックスページが記載されている。インデックスページは写真付きでサイズと紹介ページが合番で載っているので、インデックスページのアイテムから収納テクニックを探すこともできる。
ブログに載っているテクニックもチラホラあるけど、画面スクロールしながら記事を探すよりは収納テクニックをアイテムから、収納の問題から、場所から簡単に探すことができるこの本の方が断然参照しやすい。

この本の残念なところを見つけるのが難しいがあえて一つ挙げると、著者の「無印愛」ゆえなのか情報量が多すぎてA5サイズの本に収まりきれず写真や文字が小さい。もう一回り大きい本にしても良かったのかな。
ところで、シューズケア用品を無印のボックスに納める小さい写真をよーく見てほしい。ラベルには一見「靴みがき」と書いてあると思いきや、よく見ると「靴みがけ!」と書いてある。

こんな人におすすめ

無印が好きな人、無印の収納アイテムを持っている人はもちろん、著者のファンの人にもオススメしたい。
著者の第一作目「片付けたくなる部屋づくり」はシンプルで効率的な収納術を提案して評価されていたのに、2冊目・3冊目は何故かファッションや旅行の話を盛り込んでしまったために、amazonのレビューが荒れている。ちなみに私も持っていない。(こちら側としては収納・インテリアを求めているのに、本人のファッションや旅行の話なんか要らないよね…。)
今回の4冊目はそんな要素は無く収納道一筋となっているので、前作で失望した方も安心して戻ってきてほしい。